呪われた車

みなさんも呪われたモノの話を聞いたことが一度はあるでしょう



「呪われたものを手にした人間には災いがふりかかる」





代表的なもので言えば
かの有名な俳優ジェームス・ディーンの乗っていた車ではないでしょうか?

彼の乗っていたポルシェ(愛称:リトルバスタード)は事故後無残な姿のまま売却され、その部品が他の車に使用されている。そして、その部品が使われた車の中に死亡事故を起こした車が何台もあるというのだ。

オカルト的な話でにわかには信じがたいでしょう











しかし、出雲市にも現れたんですよ
所有者に災いをもたらす車が・・・・・
















先日、長年乗った愛車が売れて喜んでいたのもつかの間
再び車屋さんから電話が掛かってきた



車屋さん 「あの車の純正部品持っておられないでしょうか?」








俺 「引っ越す前に捨てちゃったんで残ってないですねぇ〜。どうかしました?」








車屋さん 「・・・あの車自分でいじられました?」









俺 「はい」(?)









車屋さん  「買い手に渡すためにデッキをつけようと思ったらですね 
      えらいことになってるんですよ」
















なにを言ってるんだ?
一体なにが起きたというのだ?













よくよく話を聞けば
車を買った人が「買う条件」として車屋さんに言ったのが「オーディオを純正に戻すこと」
だったそうなのだ










もちろんそんなことが可能なはずがないことを俺は知っている
なぜならば素人殺法で純正からめちゃくちゃにいじったからである(俺が)










あの車を買った当時、オーディオに純正マルチデッキというエアコンスイッチとか一体型の厄介なものが付いていたんですよ
コレ↓









そしてそれが気に入らなくてヤフオクで手に入れた怪しい手順書を元に配線加工し
通常のデッキが入るように無理やり加工したんですよ、コレが!

たしか作業時間数日、使用した配線20メートルくらい










その結果がこれです

この配線、デッキを元に戻すと安請け合いをしてしまった車屋さん
尋常ではない配線に電装屋さんまで召喚!
しかしあまりひどさに絶望して電話してきたのです











だがしかし純正に戻して売ると言い出してしまったのは車屋さんなので
配線をちゃんと確認しなかった車屋さんに責任があります








ちなみに委託販売を引き受けてくれたときに


「この車自分でいじってきたので売ったらクレームになってお店に迷惑が掛かるかもしれませんよ?」

と一応警告はしておいたんですよ





しかし心優しい車屋さんは



「いやぁ、現状販売で売るので別に状態が悪くても問題ないですよ」

といってました












車屋さんの想像をはるかに超えたひどさだったんでしょう
たぶん前代未聞でしょう







車屋さんは部品代でかなりの赤字になったみたいで










車屋さん  「いくらか負担していただけないでしょうか?」(もう限界っぽい)







俺  「いいですよ」(もうかわいそうになってきた)


という事です
















今思えばあの車は呪われていたのかもしれない

・テールランプいじったあとにトランクが浸水したこともあった(俺が防水処理を怠った)
・純正のCDチェンジャーの故障もあった(浸水したせいで壊れてショート)
・スペアタイヤはカビだらけになった(浸水したせい)
・駐車場の車止めにリアバンパー引っ掛けて大破したこともあった(確認を怠った)
・段差でフロントバンパーを大破したこともあった(それも2回)
・ブレーキが急にきかなくなったこともある(ピストン固着によって)
・安物台湾製スタッドレスタイヤでスリップして死にかけたこともあった(1本5000円だった)
・タイヤが2本同時にパンクしたこともある
・道路の真ん中で突然エンストしたこともある(修理代10万円)















ちなみに車屋さんが見たのは氷山の一角で自分でいじったトコは山ほどある
気づいてしまった車屋さんにはもはや同情するしかない